ここに紹介した目の病気は、モグが今まで掛かった病気と経過です。
シーズーの様に眼の大きな犬がかかりやすい代表的な病気、または老犬になると出てくる病気です。
眼を診て頂ける獣医さんはとても少ないので、口コミ等で情報収集しておかれると良いと思います。

 
霰粒腫(さんりゅうしゅ)
 
   霰粒腫とは、まぶたの裏に近いところにあるマイボーム腺 に慢性的にできる腫瘤です。
症状はまぶたに痛みのない腫瘤が出出来ます。 痛みや異物感、目やになどはでません。
瞼には涙が直ぐ乾かないように油膜を出す為の腺(マイボーム腺)が瞼の内側の眼と接する部分あります。
この部分に炎症が起きて肉芽腫と呼ばれる肉の固まりが出来るのが霰粒腫です。(細菌感染ではない)

瞼が腫れる他、徐々に大きくなる場合と急激に大きくなる場合があります。
張れている部分の痛みはありませんが、瞼の裏側でも張れている部分を感じる為に
眼を動かすとゴロゴロした感じがあります。

急激に腫れが起こる場合では目が赤くなり目が圧迫されて痛みを伴うこと もあります。
場合によっては、良性腫瘍(眼瞼嚢腫や眼瞼乳 頭腫)や悪性腫瘍の場合もあるので診察が必要です。

  【治療法と予防】
点眼液・軟膏で治療を行う事が多い。
再発しやすい病気で切除手術が必要になる事もあります。
犬の手術の場合は、全身麻酔でレーザーや焼くのが一般的なようです。

 
【モグの場合】
  2002年07月
2002年08月27日
2003年10月02日
2004年09月18日
発病  眼の充血を繰り返す事から受診しました。
手術 全身麻酔によりレーザーによる切除手術をしました。
再発 以前と同じ右目の同じ場所に出来ました。
進行 霰粒腫が急激に大きくなったので受診しました。 
 
霰粒腫と角膜に傷、ドライアイ、逆さまつ毛と色々な原因で定期的に病院へ通っていました。
霰粒腫は再発しやすい病気で、老犬になってくると多発する病気でもあります。
2004.09.18に病院へ行った時は、別件もあって受診したので霰粒腫の治療は何もしませんでした。

  【マメ知識・麦粒腫と霰粒腫の違い】
  麦粒腫は、俗に「ものもらい」、「のめ」などといわれているもので 眼瞼の一部が赤く腫れて、
ずきずきと痛みます。
眼瞼には、涙や汗の分泌線や毛穴がありますが、その穴から細菌が感染したものです。
麦芽種は痛みを伴いますが、霰粒腫はイボのようなもので痛みはありません。
 
角膜の傷
 
   角膜の傷と言っても、角膜炎・角膜裂傷やその他、原因により病状も変わります。
眼の大きな犬に多い症状と治療法と予防についてご紹介します。

角膜に何かの原因によって傷が付くと、角膜に炎症が生じ、痛み・かゆみ・充血・
目やに・瞼の腫れ等の症状が出てきます。
痛みやかゆみがある時は前足などで無意識に眼を擦るので直ぐに分かります。
また眼の充血、化膿した(黄色)目やにが出るようになります。

  【治療法】
一般的な獣医では、眼圧測定器などの眼を診る為の機器を持っていない所が多く
所見だけで化膿止めの点眼液を出す所が多いです。

もしこの点眼液を使っても同じ症状を繰り返すようだったら、
角膜の傷があるかも知れないので眼を診てくれる獣医さんに掛かって下さい。

検査の方法は、目の中に色のついた液体を流し角膜に傷があるかを検査します。
角膜に傷がある事が分かれば、点眼液(アイドロイチン3%点眼液)で眼球の汚れを流してから
抗生物質(ネオメドロール)を1日5〜6回塗って治療します。

獣医さんによって犬用のコンタクトなどを使って治療する所もあるので
治療する前に症状と治療方法をよく確認する事をお勧めします。

  【予防】
角膜の傷は、眼を擦ったり異物の混入または眼をぶつける等が原因です。
ソファーやお布団で顔を擦る事をやめさせる。
また散歩に行った時に小枝などを眼にぶつからないように気をつけて下さい。

ソファーなどで眼を擦る場合は、目がかゆくて擦っている場合もあるので
犬の行動をよく観察し角膜に傷が付かないように気をつけましょう。

  【モグの場合】
2002年7月 
2002年11月09日
2002年11月11日
2002年11月12日
2002年11月13日
2002年11月23日
2002年12月01日
発病  眼の充血を繰り返す事から受診しました。
右目の充血 (1)
右目の充血 (2)
右目の充血 (3)
右目の充血 (4)
右目の充血 (5)
右目の充血 (6)  やっと良好!
 
角膜の傷が在る所へ霰粒腫が出来た為、霰粒腫で眼を刺激して充血が酷くなるようでした。
眼の病気は何かの原因があって、それがいくつかの病気と重なっている事も多いです。
いづれも眼の充血がある場合は、眼を診れる先生を探してください。

角膜の傷に関しては、その後は気をつけていたので再発はありませんでした。
しかし、ドライアイの点眼液(アイドロイチン3%点眼液)と眼のコーティング剤(テラマイシン)は
予防薬としてずっと使っていました。
炎症を伴う場合は、点眼液/角膜保護点眼剤(アイドロイチン3%点眼液)を注したあと
抗生物質/硫酸フラジオマイシン眼軟膏(ネオメドロールEE軟膏)を塗っていました。

  【薬のマメ知識】
眼科の薬は人間用も含め、種類がとても少ないです。
犬が使う目薬はすべて人間と同じものでした。

人間の薬の殆どは犬や猫の動物実験をして作られています。
目薬に限らず、人間の薬の殆どは犬でも使えます。
ただし飲み薬は、人間用は大人60Kgの人を基準に処方量の記載が在るので、
犬が使う時には体重比で換算してあげるようにして下さい。
 
ドライアイ
 
   この病気は老犬に多く、涙の量が少なかったり、涙の質が悪くなって起こる病気です。
涙で目の保護が出来なくなるので、角膜が硬くなったり目ヤニが多く出るようになります。。

  【モグの場合の治療法】
涙成分の点眼液(アイドロイチン3%点眼液)とコーティング剤(テラマイシン)を3回/1日
注していました。
その他、炎症を伴う場合は
点眼液(アイドロイチン3%点眼液)+抗生物質(ネオメドロール)を塗っていました。

この病気は慢性病で薬を常用しないといけません。
こまめにお薬が無くなると診察を兼ねて病院へ通いました。

  【目薬代のマメ知識】
獣医さんは保険がきかないので、診察代や薬代の目安がありません。
モグが通っていた病院では、目薬(点眼液&塗薬)はすべて1本¥1000でした。
また、点眼液も塗薬も人間と同じ薬なので人間で貰った薬を使っても大丈夫です。
 
逆さまつ毛
 
  別名「眼瞼内反症」と言います。
シーズーは逆さまつ毛が多く、まつ毛が目を刺激することで角膜炎などが起きやすくなります。
モグの場合は、霰粒腫で病院へ通っている時に逆さまつ毛もあると言われました。

  【治療法】
モグの場合は、ドライアイの薬を貰う時に抜いてもらっていました。
逆さまつ毛を抜かないでいると、約1ヶ月位すると充血してきました。
たぶん、1ヶ月位すると延びてきたまつ毛が眼を刺激していたのではないかと思います。

  【マメ知識】

シーズーの為の健康アドバイス
 ↑ にシーズーに多い病気が紹介されています。参考にして下さい。

 
左右瞳孔不同
 
  瞳孔とは、人間で言う「ひとみ」、つまり虹彩で囲まれた黒目の部分を言います。
瞳孔は明るい光の刺激で収縮し、暗くなると散大するように、自動的に調節されています。
また瞳孔は、自律神経の支配も受けており、交感神経の刺激により散瞳し、副交感神経の刺激により縮瞳するように調節されています。
正常な動物では、左右の瞳孔はほぼ同じ大きさになるように調節されています。
左右の瞳孔の大きさが不対称になっている場合は、眼球もしくは瞳孔の運動を調節している神経の異常と判断されます。

  【モグの場合】
2001年05月30日
2001年08月07日
2002年11月09日
初 診  経過を観察
再検査  症状に変化なし
右目の充血
 
モグの場合は、夜になると右目だけがが光る事が気になり受診しました。
近くの獣医と眼科をみて診てもらえる獣医にも行きましたが、原因は分からず
先天的なものではないかと言う事でした。
その後、何度か診て頂きましたが進行はありませんでした。

  【瞳孔が開く病気】
眼球に問題がある場合

前ブドウ膜炎、緑内障、虹彩括約筋萎縮、虹彩 形成不全、
角膜潰瘍、水晶体脱臼、過熟白内障など
神経系に問題がある場合


視神経および視索・中脳・動眼神経・副交感神経の障害(炎症、梗塞、腫瘍その他の圧迫など)、
ホーナー症候群(中耳炎、頸部交感神経幹の圧迫)
 


以上の事からも分かるように、少しでも異変を感じた時は直ぐに専門医の受診が必要です。
 

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